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2019/10/10

【ALBってなに?】初心者でもわかる簡単 AWS 用語解説

【目次】

1. 概要
2. AWSとは?
3. ALBとは?初心者にもわかりやすく解説
  a) ALBで使える機能
  b) ALB(ELB)のメリット
4. まとめ

 

  1. 1. 概要

    Amazon.comが提供していることで有名なWebサービス「AWS」を使う企業は増えてきていますが、いきなりすべての機能のメリットを正しく知り、事業内で活用することは難しくなっているでしょう。
    そこでこちらではAWSの魅力のひとつである「ALB」にスポットを当て、その機能の詳細を確認していきます。
    これからAWSを使う企業や、まだAWSを使い始めたばかりの初心者の方は、ALBを上手に使えるように概要をチェックしてみてください。

     
     

  2. 2. AWSとは?

    AWSとは「Amazon Web Services」の略称で、ECサイトで知られるAmazon.comが提供する独自のクラウドコンピューティングサービスです。
    多くの業種にITインフラが求められ、高度なデータの取り扱いや効率的なデジタル業務が一般化している昨今において、便利なWeb機能をいくつも所有しているAWSは事業を変えるきっかけになり得ます。
    AWSの各サービスは作業の簡略化と効率化、高セキュリティ、障害耐性と高可用性などのメリットを得ることができ、システムをモダンな仕組みに整えることが可能です。
    現在の仕事のやり方に不便さや限界を感じている企業にとっては、AWSを取り入れることが大きな転換への期待につながるでしょう。

    AWSは既に世界中の企業で利用されており、数多くのリージョンとアベイラビリティーゾーンを持ち、様々な事業の支えとなっています。
    その用途は幅広く、アプリケーションサービス、IoT、AI、セキュリティ、データ管理などあらゆる分野で活躍しているのが特徴となっています。
    ITをそれほど使わない、クラウドコンピューティングによる恩恵をイメージできないという企業もさまざまなメリットを得られる可能性があるので、AWSは今後もその提携先を広げていくことになるでしょう。

     

  3. 3. ALBとは?初心者にもわかりやすく解説

    世界に欠かせないサービスとなりつつあるAWSの中でも、Webからのアクセスを分散するために必要なサービスが「ALB」です。
    ALBとは「Application Load Balancer」の略称で、高機能を有するロードバランシングサービスのことを指します。
    Webサイトはアクセスが集中すると、サーバーがアクセスを処理しきれなくなることでページが開けなくなるなどのトラブルが起こります。
    理想通りにサービスを提供できなくなってしまうため、これらの現象は事業の予定を狂わす問題として常につきまとうことになるでしょう。
    そんなリスクを避けるためにWebサイトにかかる負荷を分散するのが、ALBのようなロードバランサー機能です。
    ロードバランサーを利用することで複数のサーバーに負荷を振り分けてページの停止や不安定な処理を回避することができるため、Webサービスの安定感を高めることができます。
    継続したWebサービスの展開を考えているのなら、ALBの導入をおすすめします。

    ALBは開放型システム間相互接続(OSI)におけるアプリケーション層のレイヤー7で機能します。
    HTTP・HTTPSヘッダ等の情報を参照し、もっとも効果的な方法を選択してWebサイトへの負荷を分散するコンテンツベースのルーティングが特徴です。
    AWSが提供していた旧来のサポート機能と比べても格段に機能性が高まっていて、さらに便利に使えるようになっています。
    特にWebのアプリケーションがHTTPSに対応している場合などは、ALBの利用が推奨されることになるでしょう。

     

    1. a) ALBで使える機能

      ALBは以下のような機能を有していて、それぞれが事業におけるメリットを与えてくれます。

      ・URLに基づいてのルーティングが可能
      ・コンテナベースのアプリケーションをサポート
      ・WebSocket とHTTP/2をサポートに追加

       
      <URLに基づいてのルーティングが可能>

      ALBはWebサイトのURLに基づいてルーティングが可能となっているので、複数のサービスを独立させて最適なリクエストを設定できます。
      アプリケーションを小サイズで構成することができ、各リクエストをそれぞれのターゲットグループにルーティングすることが可能です。
      さらに今後もルーティング設定の手段は増えると言われているので、より高い機能が備わることに期待できるでしょう。

       
      <コンテナベースのアプリケーションをサポート>

      ALBではコンテナ化されたアプリケーションへのサポートも充実しています。
      Amazon EC2 Container Service (ECS)と連携してコンテナを完全に管理でき、詳細なヘルスチェックやターゲットグループとコンテナをつなげることもできます。

       
      <WebSocket とHTTP/2をサポートに追加>

      ALBはWebSocket とHTTP/2に対応しています。
      コネクション上で複数のリクエストを処理したり、長時間の利用を可能にしたりするのが特徴となっています。

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    3. b) ALB(ELB)のメリット

      AWSはさまざまな機能を持ったALBを含めたロードバランシングサービスを、まとめてElastic Load Balancing(ELB)として提供しています。
      AWSのロードバランサー利用をすることで、事業においては下記のようなメリットを得ることができるでしょう。

      ・高可用性の実現
      ・堅牢なセキュリティ機能
      ・変化への柔軟性
      ・リアルタイムモニタリングと監査

       
      <高可用性の実現>

      ロードバランサーを利用することで、高い可用性によってWebサービスを運用できるようになります。
      ターゲットにはAmazon EC2 インスタンス、コンテナ、IPアドレスなどが含まれ、トラフィックの受信をサポートします。
      さらにリージョン内でも負荷分散が可能で、別々のアベイラビリティーゾーンの健全なターゲットへとルーティングされるのが特徴となっています。

       
      <堅牢なセキュリティ機能>

      Amazon Virtual Private Cloud (VPC) 内にALBを配置するため、Security Group機能を利用することで必要なトラフィックのみを通過させるといった安全な設定を行うことが可能です。
      ALBに加えて、AWSが持つSSL/TLS証明書管理、ユーザー認証、ロギングといったセキュリティ機能を併せることで、より安全なサービス運用に役立てることが可能です。

       
      <変化への柔軟性>

      アプリケーションのターゲットを柔軟に設定することができるので、同じインスタンスでより多くのアプリケーションをルーティングさせることも可能です。
      同じネットワークポートを使いながらターゲットアプリケーションを個別にグループ設定することができるので、マイクロサービスをベースにしたアーキテクチャーにおけるアプリケーション間通信がこれまで以上に簡素化されます。

       
      <リアルタイムモニタリングと監査>

      Amazon CloudWatch メトリクス、ロギング、リクエスト追跡などを使って、アプリケーションの現状とパフォーマンスをリアルタイムで確認できるのもメリットです。
      アプリケーションの詳細なデータをチェックでき、問題の原因追及やパフォーマンスを妨げている原因の特定がリクエスト単位で実行可能となります。

     

  4. 4.まとめ

    AWSにはさまざまなサービスがありますが、ALBはそのなかでも特にチェックしておきたい、Webサービスの基本ともなるサービスです。
    ALBの利用はWebサービスを安定させ、柔軟な運用環境を提供してくれるでしょう。

    ALBの他にも、AWSにはNetwork Load BalancerとClassic Load Balancerのロードバランサーがあり、ELBとしてまとめられています。
    それぞれに特徴とメリットがあるので、併せて確認することもおすすめです。

 

※下記のブログもご覧ください。
【S3ってなに?】初心者でもわかる簡単 AWS 用語解説

【EC2ってなに?】初心者でもわかる簡単 AWS 用語解説

【CloudFront とは?】初心者でもわかる簡単 AWS 用語解説