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2019/12/12

【オンプレミスとは?クラウドとの違い、メリット、デメリット】初心者にもわかりやすく解説

【目次】

1. オンプレミスとは?
2. クラウドとの違い、メリット、デメリットとは?初心者にもわかりやすく解説
  a) クラウドとは?
  b) 何がどう違うのか?クラウドとオンプレミスを比較
  c) オンプレミスのメリット
    (i) カスタマイズの自由度が高い
    (ii) インフラを自社だけで占有できる
    (iii) 既存システムとの連携がしやすい
  d) オンプレミスのデメリット
    (i) リソースの調達に、時間と費用がかかる
    (ii) セキュリティをはじめ、技術的な対応はユーザー自身で行う
    (iii) リソース追加、削減について柔軟性が低い
    (iv) 高い可用性を実現するためのコストが高い
3. オンプレミスとクラウドのいいとこ取り!ハイブリッドクラウドとは?
4. まとめ

 

  1. 1. オンプレミスとは?
    オンプレミスとは、自分たちで情報システムを保有し、自分たちの設備によって運用することです。

     

  2. 2. クラウドとの違い、メリット、デメリットとは?初心者にもわかりやすく解説
    1. a) クラウドとは?
      「クラウド(クラウドコンピューティング)」とは、クラウドサービス事業者がWeb上で提供するクラウドサービスプラットフォームから、インターネット経由でコンピューティング、データベース、ストレージ、アプリケーションをはじめとしたさまざまなITリソースを利用できる仕組みのことです。
       
    2. b) 何がどう違うのか?クラウドとオンプレミスを比較
      「クラウド」と「オンプレミス」の違いについてご説明します。

      「クラウド(クラウドコンピューティング)」とは「サービスを使う側が、サーバーやネットワークなどのインフラやソフトウェアを持たなくてもサービスを必要な時に必要な分だけ利用できる」サービスです。

      サービスを利用するための料金は、使用するサービスについてのみ必要な期間だけの料金を支払います。長期の一括契約や複雑なライセンス契約は必要なく使った分だけ支払えばよいというしくみになっています。

      逆に言えば、「クラウド」ではないサービスを利用する場合サーバーを自分で構築したり、ソフトウェアを自分で購入し、利用できるようにするための設定やセキュリティ対策をすべて自分たちで行わなければなりません。年月が経ち購入したサーバーやソフトウェアを使わなくなっても、購入したものの管理や廃棄といった作業が必要となります。ユーザーごとの細かな設定が実現できますが専門的な知識や技術、サーバーを設置する場所などさまざまなものが必要になります。
       

    3. c) オンプレミスのメリット
      オンプレミスのメリットは、以下の2点です。

      1. (i) カスタマイズの自由度が高い
        ハードウェアからソフトウェアまで自社で確保・占有できるため自社のビジネスにあわせた自由なシステムを構築できます。
         
      2. (ii) インフラを自社だけで占有できる
        オンプレミスは、自分たちで情報システムを保有しているため他のユーザーの利用状況に左右されることなくシステムの管理・運用が行えます。

        クラウドサービスの場合、他のユーザーとサーバーやネットワークを共有して利用するのが一般的であるため、同じ機器を利用しているユーザーが極端に負荷の高い利用を行うと、他の利用者のパフォーマンスが低下する可能性もあります。
         

      3. (iii) 既存システムとの連携がしやすい
        オンプレミスでは、同一ネットワーク内にある社内システムとの連携や統合の自由度が高いというメリットがあります。

        クラウドサービスでは、インターネット利用を前提とした場合連携が不可能となってしまうケースもあります。

       

    4. d) オンプレミスのデメリット
      1. (i) リソースの調達に、時間と費用がかかる
        使用するリソースをすべて自社で用意するため、そのための費用がかかります。

        また、データセンターやハードウェアなどリソースを確保するのに時間がかかるものもあります。
         

      2. (ii) セキュリティをはじめ、技術的な対応はユーザー自身で行う
        オンプレミスでは以下のような作業を、すべて自分で行う必要があります。

        ・ファイアウォールなどのセキュリティ機器の導入、運用
        ・OSやミドルウェアのバージョンアップ
        ・新技術導入のためのハードウェアの確保
        ・新技術導入のための構築手順の確立、評価検証

        自分たちでこれらの作業を行うことは、社内にノウハウを蓄積できるなどのメリットもありますが、専門的な技術となりますので1から習得するとなるとコストが大きく、挑戦してみたけれども結局実現できなかった、不具合が多いということにつながってしまう可能性もあります。
         

      3. (iii) リソース追加、削減について柔軟性が低い
        オンプレミスでは、リソースを追加したい場合ハードウェアへの追加投資が必要となります。アクセスが急に増えても、すぐにサーバーを購入するわけにはいかないのでサービスがダウンする、表示速度が遅くなるなどの不具合につながります。

        不具合を起こさないためにはITリソースをあらかじめ余分に確保しておくことが必要となりますが、不具合が起きにくくなる代わりに過剰投資につながってしまいます。
         

      4. (iv) 高い可用性を実現するためのコストが高い
        一般的にオンプレミスで高い可用性を実現するためには、大きなコストが発生します。サーバーの停止などの障害を防ぐためにはハードウェアを冗長化する必要がありますが、そのコストは単純計算で2倍近くとなります。

     

  3. 3. オンプレミスとクラウドのいいとこ取り!ハイブリッドクラウドとは?
    2.でオンプレミスとクラウドサービスを比較しながら、メリットやデメリットについて説明させて頂きました。最近では、オンプレミスとクラウドサービスを併用し、両方の長所をうまく利用し短所を補うような使い方も増えています。このようなオンプレミスとクラウドサービスの両方を使ってシステムを構築・運用していくやり方をハイブリッドクラウドと呼びます。ハイブリッドクラウドには以下のようなメリットがあります。

     ・データを守れる
     ・負荷分散ができる
     ・比較的低価格でセキュリティを確保できる

    ハイブリッドクラウドでは、データを分散して異なる場所でデータを保存することで、サーバー攻撃や災害からの素早い復旧が可能となっています。

    また、機密性の高いデータはオンプレミスにするなど柔軟な使い分けが可能です。

    パブリッククラウドの利用によって、比較的安価に負荷を分散することもできます。

    ハイブリッドクラウドを自社に導入した企業では、3種類のサーバシステムを用途に合わせて絶妙に使い分けることに成功しています。

    事例としては、BCP対策のような災害時に自社のデータを確実に保全するための対策や、短期的なサーバー負荷への対策などにハイブリッドクラウドが使われています。

    非常時でも迅速に業務再開することが求められる業種や、ごく一時期にたくさんのアクセスが予想されるようなサービスを提供している企業に、ハイブリッドクラウドの利用が適しているようです。

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  5. 4. まとめ
    オンプレミスについて、またクラウドサービスと比較してメリットやデメリットをご紹介させて頂きました。オンプレミスであってもクラウドサービスであっても、自分が提供したいシステムやサービスの要件に必要となる機能はどのような機能なのか、その機能を実現するためにはどんな技術、サービスを利用するのか検討して進めていくことが大切ではないでしょうか。

 

※下記のブログもご覧ください。
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